新設！ YouTuberを目指せる学校「穴吹デザインカレッジ ネット動画クリエイター学科」を取材してきました♪

こんにちは！「Re:高松」編集部員でVtuberの あいうえ おいり（＠aiue_oiri）です。

自分の作った動画をYouTubeに投稿し、笑いや感動を届けるYouTuber（ユーチューバー）。

ここ数年、小学生のなりたい職業ランキングでも、常に上位に入っていますね。ユニークな企画にチャレンジしたり、ゲーム配信をしたり、歌ってみたり。

そんな若い世代に人気の職業YouTuberをはじめ動画クリエイターを目指せる学校が、2022年4月、高松市に生まれました！

中四国に14校を擁する総合専門学校の「穴吹カレッジグループ」をご存知でしょうか？

そのうち、香川県高松市には9校30学科があって、医療、ビジネス、コンピュータ、ビューティー、福祉ほか、あらゆる専門スキルを学べる専門学校です。

中でも、今回ご紹介するのは、「穴吹デザインカレッジ」に今年4月に新設された「ネット動画クリエイター学科」です。

動画を軸に情報発信ができる人材を育成する学科とのことですが…

JR高松駅から西へ徒歩3分のところにある「穴吹デザインカレッジ」へ、担任の先生にお話を直接伺ってきました！

YouTuberや動画クリエイターになりたい！ でも、本当のところ職業としてどうなの？

YouTuberや動画クリエイターになれるのは、才能と運のある一握りの人だけじゃないの？

実際のところ、都会に出ないと動画の仕事はできないのでは？

YouTuberや動画クリエイターを本気で目指そうと思った時、こんな疑問が湧き上がる人が多いようです。

新しい業界で、未知の部分が多い”動画クリエイター”というお仕事。

多くの疑問を解決するべく、ネット動画クリエイター学科の担任であり、長年Web制作や動画制作者としての経歴を持つ、髙橋先生にお話を聞きました！

おいり「『ネット動画クリエイター学科』ってどんなことを学ぶ学科なのですか？」

髙橋先生「一言で言うと、動画を軸に情報発信ができるスキルになるんですが、イメージしやすいところでいうと、いわゆるYouTuberが一番イメージわきやすいかなと思います。

とはいいつつ、専門学校では最終のゴールとして就職というところをしっかり目指していきます。動画制作に関係する職業に就ければと考えていますが、その内の職業のひとつとして、YouTuberという感じではあります。

おいり「YouTuberも会社を立ち上げたり、事務所に所属したり、職業のひとつになったイメージがあります。他にはどういった就職先がありますか？」

髙橋先生「映像を作れる人材を育成するので、やっぱり動画制作がメインになります。映像系の制作会社や広告代理店、あと一般企業のPRに関する部門の求人も増えています」

おいり「インターネットでの動画制作のスキルは、需要が高いのでしょうか？」

この質問に対して、髙橋先生はあるグラフを見せてくれました。

髙橋先生「これは、広告業界の広告費の推移を示したグラフです。広告媒体としては、ずっとテレビが強かったんですが、2019年にネットが逆転しています。2020年には、新型コロナウイルスの流行や、オリンピックの延期などで広告費は全体的にぐっと下がったんですが、インターネット広告だけは伸び続けています」

おいり「本当ですね！ 就職の視点から見ても、とても将来性のある業界なんですね」

髙橋先生「そう。活躍できるチャンスがいっぱいあると思っています」

おいり「香川県内にもそういった動画制作の会社はありますか？」

髙橋先生「もちろん、ありますし、すでに求人のご相談もいただいていたりします」

【産学連携】で地域に出て、実習できることが強みです

続いて、具体的なカリキュラムについて伺いました。

髙橋先生「動画を作ることを軸として、それを発信していく力をつけていくというのが主な内容です

みなさんが普段目にしている動画というのは、必ず、『企画』『提案』『撮影』『編集』『発信』、この5つのステップを通っています。普段は見ているだけかもしれませんが、動画クリエイターになるために必要な、この5行程を学んでいきます」

おいり「動画制作の授業って、撮影と編集だけかと思っていました！ 企画を立てたり、提案したりすることも勉強するんですね」

髙橋先生「撮影と編集ももちろん大事ですが、そもそも企画の方向や見せたい部分がぼんやりしていると、撮影や編集に影響が出てくるので、実は企画の部分が一番大事だったりします」

おいり「学校での1日の流れってどんな感じですか？」

髙橋先生「1コマ90分の授業で、『ネット動画クリエイター学科』は1日3コマあります。午前中に2コマ、午後に1コマですね。動画制作や情報発信に関わる授業ばかりです」

おいり「その時間以外にも、生徒さんたちは学校で動画を作ったりされているんですか？」

髙橋先生「そうですね。放課後に教室を使ったりとか、撮影に行ったりとか、いろいろしていますね」

おいり「すでにYouTuberとして活動されている学生さんはいらっしゃいますか？」

髙橋先生「入学してからYouTuberデビューした子が1人と、入学前からやっていた子が2人、あとこれからVTuberデビューするって言っている子が1人いますね」

おいり「クラスの中で一緒にやろう！ と声をかけあうこともあるんですか？」

髙橋先生「クラス内でグループで撮影したりしている学生もいます。授業の中でも、さっき話した動画制作の５つのステップの中に『提案』があるんですけど、プレゼン的なものだけでなく、グループ内で提案してもらうことも大事だと思っているので、授業スタイルとしては基本的にグループワークをしてもらっています。

グループで一つの作品を作ってもらったり、同じテーマで作品を作って意見交換をしたりしています」

おいり「授業以外の活動実績を見ても、とても実践的ですね。

学科ができてから、まだ半年も経っていないですが（※取材は2022年8月）、すでに何度もイベントでライブ配信を担当されたり、地元のコミュニティラジオに出演されたりしています。現場で学んでいくというのが特徴といってもいいのでしょうか？」

髙橋先生「学校内だけの学びだけではなく、実際の現場での学びが重要だと考えています。そもそも穴吹カレッジグループの専門学校全校が、『産学連携』というキーワードのもと、実際に企業様や官公庁とかからの案件を受けて、どの学科も積極的に取り組んでいたりします。

講師の先生方が現役のプロだったりするので現場のことを学んだりすることもできますが、学生が作ったものが実際に世の中に出ていったりしているので、学生さんたちにとっても貴重な学びになると思っています」

「好きを極めて、プロになる」

おいり「髙橋先生から見て、YouTuberを目指すのに向いている資質ってありますか？」

髙橋先生「とにかく、まずは動画を作りたいと思うことですね。『好きを極めて、プロになる』というのが穴吹カレッジのキャッチフレーズでして。動画が好きとか、YouTubeを見るのが好きとか、ゲーム配信をするのが好きとか、みんなが持っているやりたいことをサポートしていくことが僕たち専門学校の役割のひとつだと思っています」

おいり「そういう好きをずっと伸ばしていって、いずれその分野のプロになる？」

髙橋先生「そうなってもらえればうれしいなと思います」

おいり「髙橋先生は、学生さんたちにどんなクリエイターになってほしいですか？

髙橋先生「想いを形にしてくれるクリエイターになってほしいですね。僕はクリエイターはそういう仕事だと思っています」

穴吹カレッジならではの、専門的な学習カリキュラムと地域と連携した現場経験。

実際の案件に取り組んでいくことは、何より貴重な機会だと思いました。

それに、どの写真を見ても、みなさんが楽しく前向きに授業に取り組まれていることが伝わってきますね！

「穴吹カレッジグループ」では、毎月オープンキャンパスを開催されています。

ぜひ、公式Webサイトから気になる学科をのぞいてみてくださいね！