【高松】超絶美味! 和三盆体験ルーム豆花で香川の伝統和菓子・和三盆を作ろう

情報は2022年3月時点のものです
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香川県民あるある“その一”

「給食のお菓子で和三盆糖が出てくる」

給食で「和三盆糖」が出てきた覚えがある方は、ほぼ香川県民と言っても過言ではないくらい、和三盆は給食の定番中の定番!

その日の給食でついてくる和三盆の包装紙を集めた経験がある香川県民の方も多いのではないでしょうか?

実は高松市にはその和三盆作りを体験できるお店があるんです!その名も和三盆体験ルーム「豆花」。

今回は和三盆体験ルーム「豆花」にて、実際に和三盆作りを体験してきた様子をお伝えしていきますので、「給食以来、和三盆を食べていないなぁ。」という方はぜひ参考にしてみてください!

この記事を読めばわかること
  • 豆花の概要
  • どんな人が運営しているか
  • 和三盆・ねりきりとは何か?
  • 和三盆・ねりきりの体験の様子
  • 体験までの流れ、料金について
目次

和三盆体験ルーム豆花とは?

出典:https://www.mamehana-kasikigata.com

「豆花」はことでん花園駅から徒歩5分、ムーミー花園店のすぐそばに位置します。オープンしたのは2009年の7月ということで、今年で14年目となります。

こちらのお店では“菓子木型”を使った本格的な和三盆、ねりきりといった和菓子作りを体験できる点が非常に魅力的です。

日本の四季や自然、花鳥風月などのさまざまな模様が彫り込まれている菓子木型で作る和三盆、ねりきりは食べるのがもったいないと感じるほど美しい出来上がりが特徴。

高松の中心地からほど近い場所にお店があるので、香川県の方だけでなく県外から来店されるお客さんも非常に多いようです。

気軽に香川の伝統を体験することができるので、高松観光の際にはぜひ足を運んでもらいたいスポットとなっていますね。

お店の様子

電柱の看板
駐車場完備

「豆花」は住宅街の中にひっそりと佇んでいるので、辿り着くにはコツが必要です。ポイントはクリーニング店と電柱の案内板に挟まれている一本道を見つけること。電柱の案内板には豆花までの矢印が描かれています。

写真の道を半分くらいまで進むと駐車場が見えてきました。最大で4台までお車を駐車することができるようです。お車でお越しの方も安心ですね。

外観

豆花の外観
豆花の玄関

さらに道の突き当たりまで進むと白色の一軒家が見えてきます。こちらが豆花のお店となります。玄関先には可愛らしい看板があることも特徴的ですね。

内装

美術科で作家のカミイケタクヤ氏が手がけた店内の内装は白色を基調にしており、爽やかで温かみのあるデザインとなっています。

また、ウッディな雰囲気が安心感のような心地よさを感じさせてくれるので、思わず何度も通いたくなる気持ちになってしまいますね。

伝統工芸と現代アートが融合した素敵な空間が広がっていますので、アートに興味がある人にもおすすめですね。

豆花の講師はこんな人

講師・上原あゆみさん

豆花では上原あゆみさんという方が和三盆、ねりきり体験を教えてくれます。上原さんの経歴は以下の通りになっています。

上原さんは、菓子木型職人を父に持ち、菓子木型を家業とする家に育ちながらも、木型とは縁のない生活を送っていました。

携帯電話会社での広告制作、洋菓子店での菓子製造、直島の美術館スタッフなど、そのとき自分がしたいと思う仕事をしていたら、ある日、木型に出会いました。

木型が美しく、繊細で、しかも和三盆を詰めて抜くだけで、簡単に干菓子が作れるということに感動し、この木型の素晴らしさを多くのひとに伝えたいと思いました。
出典:https://www.mamehana-kasikigata.com/豆花とは/

そして、2009年7月、和三盆体験ルーム豆花をオープンしました。以来、世界各国にてワークショップを開催するなどの活動を経て現在に至ります。

非常に明るく物腰が柔らかい方で、気さくな感じでお話しすることができる印象でした。上原さんが教える和三盆、ねりきり体験はとても分かりやすいので、非常に楽しい時間を過ごすことができます。

サカモト

初めて和三盆作り体験をする方でも緊張せずに挑戦できるね。

菓子木型とは?

菓子木型とは、江戸時代に発祥した、日本の四季や自然、花鳥風月が丹念に彫り込まれている木型のことです。

菓子木型には200年以上の歴史があり、和菓子づくりには欠かせない道具ですが、木型そのものが芸術品であり、伝統工芸品でもあります。

菓子木型職人・市原吉博さん

出典:https://www.mamehana-kasikigata.com/菓子木型とは/

上原あゆみさんの父親である菓子木型職人・市原吉博さんです。1997年に香川県の伝統工芸士認定を受けており、2004年には厚生大臣より「現代の名工」として表彰されているほどの腕の持ち主なんです。

豆花で扱っている菓子木型も市原吉博さんの作品だそうで、その緻密な模様が美しい逸品です。ぜひみなさんにも一度、実際に見てもらいたいと思うほどの工芸品となっています。

しかし残念なことに、近年は菓子木型職人が激減し、四国ではただひとり、日本全国でも数人となっている現状があります。ここ豆花から菓子木型を使った和三盆、ねりきりを発信することで、世界中にその魅力が伝わっていくと嬉しいですね。

豆花のお隣にある、「木型工房 市原」では、さまざまな木型が展示されており、実際にその様子を見ることもできます。

その様子がこちら。

オーシカサカモト

圧巻の迫力が感じられるギャラリーです。

和三盆、ねりきりについて解説

では、「和三盆とねりきりって何?」という方のためにこの項目では、それぞれについてちょっと詳しく解説していきますね。

和三盆とは?

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/22428939

和三盆とは、温暖で雨の少ないの香川県で育ったサトウキビからできる最高級の三盆糖をもとに作られる和菓子です。

主に香川県の引田エリアで育てられたサトウキビが和三盆の原材料となります。

サトウキビの自然で上品な甘さと独特のまろやかな風味が特徴で、舌の上でサッと溶けるような柔らかい口当たりが非常に魅力的なお砂糖です。

ねりきりとは?

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/23186655

ねりきりとは、白あんとつなぎを混ぜ合わせた、練りきり生地から作られる和菓子です。

作る工程でよく練ることが名前の由来となっており、見た目の彩りや造形が美しいことが特徴的です。

口当たりも滑らかで子供から大人まで楽しめる優しい味わいとなっています。

和三盆、ねりきり体験の様子

それでは、実際に体験している様子をお伝えしていきますね!

和三盆体験の様子

和三盆作りで使用する道具一式と三盆糖(ボールの中)がこちら。

今回は5種類の木型を使っていきます。

まず初めに、三盆糖に色を着けていきます。今回は桜色を選んでみました。他にも青色や黄色などがありますのでお好きな色を選びましょう。

色が均一になるようによく混ぜ合わせていきます。三盆糖が乾いてきてしまうのできるだけ早くしないといけません。

次に、よく裏漉しをしていくことによりサラサラで滑らかな食感になっていきます。

裏漉しを終えると木型に三盆糖を詰めて形をとっていきます。

詰め終わりました!

しばらく時間を置いて固まったら、木型を裏返して和三盆を取り出していきます。ポンっ!

出来上がり

上から、うず、おたふく、貝、桜、たけのこ、ですね。

貝の木型だけ3つともデザインが異なることが特徴。

出来上がりはこんな感じです。綺麗に作ることができました。木型から取り出す際は和三盆が割れないかヒヤヒヤしたのでちょっと安心です。

ねりきり体験の様子

ねりきりで使用する道具一式はこちら!ボールの中にはあたたかいお湯が入っています。

ねりきりで使う材料の白あんと生地はこんな感じです。まるで“きびだんご”みたいですね。

まず、初めに白あんの周りを生地で包んでいきます。破けないように注意しましょう!コツは全体を少しずつ薄く伸ばしていくことです。

ねりきり体験で使う菓子木型はこちらの3つ!どれも美しい模様ですね。

続いて、先程のお湯に木型を浸した後、乾いた布で軽く拭き取ります。

渦型

そして、木型の上に生地を乗せ、手のひらで圧したら…

渦模様のねりきりが完成しました!

桜模様①

次に、細長く伸ばした生地を桜模様の木型の上に乗せ、

上から中指を使って平たく圧していきます。

生地が平たくなったら上に白あんを乗せ、

くるくると丸めていけば、桜模様のねりきりが完成!

桜模様②

今度は挟む方式の桜型の木型に生地を入れ、

同じく生地を圧していきます。

「パカっ!」うーん、ちょっと圧が足りなかったかな….

でも綺麗にできたのでよかったです。

出来上がり

出来上がりの様子がこちら!ねりきり用のケースに入れることができるので安心して持って帰ることができますね。

体験後の抹茶が美味しい!

なんと体験終了後には抹茶を飲むこともできるんです!抹茶はとてもクリーミーな味わいで小さいお子様でもゴクゴクと飲めることでしょう。

出来立てほやほやの和三盆は口の中に入れた瞬間サッと舌の上で溶けることがすぐにわかります。とてもなめらかで、濃厚な甘みがふんわりと口の中に広がっていくので、ゆっくりとくつろぎたい時間にはもってこいの和菓子だといえますね。

サカモト

和三盆と抹茶の相性が最高にマッチしていてめっちゃ美味しいです!

ガチャガチャもあるよ

体験が終わって帰る前に忘れてはいけないのが『ガチャガチャ』

1回目は無料で、2回目からは100円でガチャガチャをすることもできます!

景品とおみくじが付いてくるようで運試しができるみたいです。

上原あゆみさん

ガチャガチャがあると小さいお子様も喜んでくれますね。

今回、私が引いたのは・・・「吉」「鯛の模様をした和三盆」でした。『おめで鯛』ということですね!

景品にはさまざまな模様の和三盆があるみたいなので、ぜひあなたもコンプリート目指してガチャガチャを回してみましょう!

豆花で和三盆体験を予約するには?

体験までの流れを解説

STEP
#メール or 電話でのお問い合わせ

メールなら「miya9820002000@yahoo.co.jp」へ、電話なら「090-7575-1212」へ連絡しましょう。

STEP
#希望の予約内容を伝える

予約するために必要な、

  • 名前
  • 連絡先の電話番号
  • 希望の日時(10:00~16:00最終受付・木曜定休)
  • 希望の体験コース
  • 参加人数

を伝えましょう。

STEP
#豆花からの返信にて予約完了

返信がない場合はメールの不具合が考えられるので、上記の電話番号へお問い合わせしてみましょう。

  • 現在、体験は完全貸し切り制になっています。
  • 定休日(木)・時間外のお問い合わせはメールを利用しましょう。
  • 和三盆は前日(空きがあれば当日受付可)・練りきりは2日前までの予約になっているので注意しましょう。

体験料はいくら?

体験量については以下のようになっています。

豆花の体験料について

一般

・和三盆、練りきり 各1,500円  ・和三盆&練りきり 2,500円

15歳以下

・和三盆、練りきり 各1,000円  ・和三盆&練りきり 2,000円

コースを選ぶ際は、和三盆、ねりきりのどちらか一方、又はその両方のどちらかを選択しましょう。

体験者が15歳以下の場合はそれぞれの価格から500円引きされた体験料となります。

どんな人におすすめ?

さて、そんな豆花ですが、こんな人におすすめです!

  • 香川県の伝統に興味がある!
  • 気軽にお菓子作りを楽しみたい!
  • 和三盆を食べたことがない人!

あなたが上の3つのどれかに当てはまるなら、一度、豆花に足を運ぶことを強くお勧めします!

きっと忘れられない体験になること間違いなしですよ!

まとめ:「豆花で作る和三盆は口どけがなめらかで最高!」

この記事では和三盆体験ルーム豆花での和三盆、ねりきり体験の様子をお伝えしてきました。それでは最後にこの記事をまとめていきますね。

この記事のまとめ
  • 豆花は今年で15年目となる和三盆体験ルーム
  • 菓子木型を使った本格和菓子づくりが体験できる
  • 講師の上原あゆみさんがわかりやすく教えてくれるので初めてでも安心
  • 和菓子づくりは手順自体は簡単だけどやってみるとなかなか難しい場面も…
  • 体験後には美味しい抹茶も飲める!
  • 体験料は、和三盆、練りきり各1,500円、両方だと2,500円(15歳以下の方ならそれぞれ500円引きになる)

子供からお年寄りまで三世代分け隔てなく楽しめるのが和菓子づくりの醍醐味。普段、あんまりお菓子作りをしないという方もぜひ豆花にて家族で和三盆作りを体験してみてはいかがでしょうか?

きっと世代をつなぐコミュニケーションの場になるはず…

観光で高松に来た方も気軽に香川の伝統工芸に触れることができるのでとてもおすすめです。高松の中心部からすぐそばなのでぜひ一度立ち寄ってみてはいかがでしょうか?

店舗情報
  • 店舗名:和三盆体験ルーム豆花
  • 住所:香川県高松市花園町1-9-13
  • 営業時間:10時~17時
  • 定休日:木曜日
  • 電話番号:090-7575-1212
  • Eメール:miya9820002000@yahoo.co.jp
  • HP: https://www.mamehana-kasikigata.com
  • YouTube:https://www.youtube.com/channel/UCaCd966KOg7baKoacpOE4qA
  • ブログ:https://mamehanano.exblog.jp
  • アクセス:ことでん長尾線「花園駅」から徒歩5分(ムーミー花園店西側)、JR高徳線「栗林駅」から徒歩10分
サカモト

豆花のHPはこちら!

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