【高松・丸亀町商店街】足と靴のお悩み、専門家に相談しよう。ハマノ製靴所・濱野大輔さんインタビュー

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取材は2021年5月に行いました。

こんにちは! 「Re:高松」編集長のオーシカです。

 

魚の目やタコ、ちょっとひどくなると外反母趾(がいはんぼし)や扁平足(へんぺいそく)まで、足にお悩みを持っている方って多いと思います。

オーシカ
オーシカ

成長期のお子さんが抱える足のトラブルを、いち早く解決したい! という親御さんも。

 

今回の記事では、そんな足のお悩みに寄り添ってくれる靴職人、ハマノ製靴所濱野大輔さんにインタビューをさせていただきました。

高松・丸亀町商店街に工房兼ショップを構える濱野さんは、オーダーシューズインソール(中敷き)作りの専門家。

生まれも育ちも高松中央商店街だという濱野さん

「自分で自分の足のことを理解するのって、案外難しいんです。だから、漠然とご来店いただても、全然結構ですよ」

という安心感のあるお話ぶりに、職人としてのプライドを感じました。

 

いったんお悩みは置いておいて、「どんな靴を履きたいのか?」

お恥ずかしながら、丸亀町商店街を歩くたびに「オーダーシューズのお店かあ」と気になってはいたんです。

でも、よくよく調べてみると、オーダーだけにとどまらない『足や靴のトラブルに寄り添ってくれる場所』だということが分かって。

 

そこで、今日はお話を詳しくお聞きしにやって来ました。

濱野さん「オーダーシューズももちろんウリなんですが、それは“最終手段”だと思っているんですね。整形靴を作る技術を持っていれば、足や靴のお悩みに、ほぼお応えできるわけなので。

既製靴を調整したり、インソールを作ったりするだけでも改善しますよ、とよくお伝えしています」

 

※インソール…足のアーチをサポートし、地面から足へ伝わる衝撃を緩和する中敷き。フィットするものを利用すると、疲労感の軽減や、膝・腰の痛みの改善も期待できる。

 

なるほど。

ではオーダーの場合は、既製靴もいろいろと試してきたけど、それでも不満がある…という方へのご提案が多いわけですね。

濱野さん「病気や事故で足が変形してしまったという方も、お客様のなかにはいらっしゃいます。どうしてもハンディキャップがあると、靴選びの選択肢を狭めてしまう方が多いんですが、『いったん、そういう感情は置いておいてください』とお話します」

どんな方にも、靴を楽しんで欲しいという想いからでしょうか?

濱野さん「そうですね。もちろんできる・できないはあると思いますが…それでも、『どんな靴を履きたいですか?』と、お聞きできるだけ希望をお聞きするようにしていますね。『こういうデザインや形状のものしか履けない』という先入観は、取っ払っていただきたくて」

 

そうやってお話を聞いていただけると、お客様も安心すると思います。

外反母趾・扁平足、足の左右の長さ・大きさが違うという人まで、お悩みはさまざま

ハンディキャップを抱える方以外には、どういったお悩みを持つお客様がいらっしゃるんですか?

濱野さん「外反母趾に扁平足に、足の左右の長さ・大きさが違って悩んでいる方とか、本当にさまざまですよ。靴擦れのような軽度の方まで」

模型を使いながら足の構造についてご説明してくれます。

まるで相談所のようですね。

一方で、「原因は分からないけど、なんとなく足が痛い。キツい」という方もいらっしゃると思います。

そういったお客様に対しては、どういうふうにヒアリングをするんですか?

 

濱野さん「『どこが痛いのか』も大事だけど、どういう生活のなかで、どういうタイミングで痛むのか? というのを詳しくお聞きしますね。

自分で自分の足のことを理解するのって、案外難しいんです。だから、漠然とご来店いただても、全然結構ですし」

 

確かに、「足が痛い。だから痛まない靴が欲しい」だと、お客様の経済的負担もありますよね。

オーダーシューズって、決して安い買い物ではないですし。

濱野さん「そうなんです。歩いていて足の裏が痛むなら、インソールでいい場合もあります。しっかり、悩み・痛みの原因を見極めるようにしていますね」

 

インソールの場合、一度目の来店で足を計測し、完成したものを二度目の来店でお渡し。

オーダーシューズの場合は一度目の来店で足を計測、二度目の来店で仮合わせとデザインのすり合わせ、三度目の来店でお渡しとなっています。

 

納期については状況によって変わってくるので、詳しくは本記事最後でご紹介しているHPをご確認くださいね。

自分の足についてしっかり知識を持っておくことが、予防になる

足の悩み・痛みが生まれる前に、予防しておくのも大切だと思います。

予防のポイントについて、お聞かせいただけますか?

濱野さん「自分で自分の足のことを理解するのは難しいと、お伝えしましたよね。これについて特にいえるのが、サイズです。

靴のメーカーやデザインによって、同じサイズでも履きやすさに違いがある場合があるんですね。それに、人によって長さだけじゃなく足の甲の幅だって違いますよね?」

 

実は、僕・オーシカも今まで27cmがジャストサイズと思っていたけど、「長さは24.5cm。足の甲が広めだから、幅にゆとりのある靴を選んだ方がいい」とアドバイスしていただきました。

 

足のサイズと、それに合う靴のサイズは、必ずしも同じじゃないということですね。

濱野さん「はい。なので、靴を買うときにシューフィッターさんに相談して、自分の足についてしっかり把握しておくといいですね。そのうえで、靴ひもを脱ぐたびにほどき、履くときにちゃんと締めるだけでも、足へのダメージは軽減されますよ」

 

この辺りのアドバイスは、お子さんの足のトラブルを気にしている親御さんにも、参考になりそうです。

濱野さん部活で足を痛めて、お子さんを連れてこられる方もいますよ。スポーツの場合は特殊な動きもするので、競技中、足にどういうふうに力がかかるかをお聞きして、インソールをご提案することもありますね」

 

小学生のお子さんがいらっしゃる方は、ハマノ製靴所公式YouTubeチャンネルで、「上靴の選び方・履き方」について解説されているので要チェックです。

スリッパ、子ども靴、サンダル、ハマノ製靴所オリジナル商品をご紹介!

オーダーシューズとインソール以外に、オリジナル商品も販売されているハマノ製靴所さん。

現在展開されている商品について、ご紹介いただきました。

 

Leder Pantoffel(レーダーパントフェル)

ドイツ語で”革のスリッパ”。その名の通りの室内履きレザースリッパです。

※底はゴムやスポンジソールに変更することにより、外履きにも対応可。

インソールが入っており、立体的に足の裏にフィットするため、地面からの衝撃を和らげてくれます。

 

濱野さん「たとえば、主婦の方って家の中でも立ち仕事が多いし、なんだかんだ足が疲れる場面が多いですよね。家の中で四六時中履くものだからこそ、本当に足に優しいものを使っていただきたくて、作ったものです」

 

僕も履かせていただきましたが、しっかり奥まで足をホールドしてくれる、とても履き心地のいいスリッパでした。

 

おっサンダル/おねえサンダル

「名前はシャレ(笑)」という、インソールの形状をしたレザーサンダルです。

昨年市販したところ反響があり、男女両タイプ揃ってのリリースとなっています。

 

濱野さんインソールを履いているかのような、足に吸い付く心地よさが特徴です。レディースはややスマートなフォルムにして、男女同じように見えて微妙にテイストが違うようにしてみました。夫婦で履かれているお客様もいらっしゃいますよ」

 

濱野さんご自身も、夏はずっと「おっサンダル」ひと筋で商店街を歩いているのだそう。

メンテナンスは基本的に、乾拭き程度でいいとのことです。

 

Cogutsu(コグツ)

濱野さんご自身のお子さんをモデルに作ったという、子ども用の革靴。

 

濱野さん「いわゆる“ファーストシューズ”の次の、子どもがしっかり立って歩き始めるころに使ってほしい靴です。成長段階だからこそ、足をしっかり守れってくれる靴を目指しました」

 

マジックテープでベルトを留めるタイプと、ひもとファスナーで留めるタイプの2種類。

ベルトや紐の部分と皮の組み合わせで、デザインを遊ぶことができます。

足と靴で困ったら、いつでも寄り添ってくれる場所

最後に。靴職人をされていて、嬉しさを感じるのはどんな瞬間ですか?

濱野さん「一足めはどうしても興味本位というお客様もいますけど、二足め三足めと注文していただける方は、本当に気に入っていただけているということで、やっぱり嬉しさを感じますね。

お作りした靴やインソールをお渡ししたときにお伝えするのが、『調子(具合)が良い場合はご連絡は結構なので、悪いときは遠慮せずに、すぐ連絡してください』という言葉です。そのうえで、さらにお悩みがあるのなら、お気軽に頼っていただきたいですね。まずお話を聞いて、寄り添うのが仕事ですから」

これまでオーダーシューズを作られたお客様の木型は、すべて残っています。

取材後記・店舗情報

文中でも書いたように、「足にトラブルがあるから、こういうものしか履けない」ではなく、お客様の「まずどんな靴を履きたいか?」というビジョンを大切にされている姿が、印象的でした。

 

濱野さんが見ているのは、靴以上に、足だから。

場所は高松・丸亀商店街のメインストリートと、好アクセスです。

 

『足を守るための靴を作る』という想い、あなたも濱野さんにご相談すれば、きっと強く感じられることと思います。

 

まとめ

・足が「どういう生活のなかで、どういうタイミングで痛むのか?」ヒアリングを通して見極め、オーダーシューズからインソールまで、本当に最適な解決策を提案してくれる

・自分で自分の足のことを理解するのは難しい。自分の足のサイズ・形をしっかり把握しておくと、足の悩み・痛みを遠ざける予防になる

・吸い付くような履き心地のスリッパにサンダル、子ども靴などオリジナル商品も。いずれも、生活のなかで生まれる足の疲れを軽減するために作られたもの

ハマノ製靴所

住所 香川県高松市丸亀町12-3
電話 087-821-8239(オーダーシューズ・インソールをご希望の場合は要事前予約)
営業時間 10:00〜18:30
 月
HP http://www.shoemaker-hamano.com

アクセス 丸亀町商店街と美術館通りの交差点を南に下って約30秒

メーカー・ブランド問わず、靴の修理・お手入れも行っています!

ハマノ製靴所では、メーカー・ブランドを問わず、お履きの靴の修理とお手入れも受付しています。

大事な靴だからこそ、長く履きたいですよね?

ぜひ、修理サービスもご利用してみてください。

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