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価格などは2021年3月時点の情報です。
どうも、カレー好きがたたって、カレーの料理本を編集したことがあるオーシカです。
高松は、琴電瓦町駅の少し先。
中央商店街からもちょっと離れたエリアに、昼間は静かだけど隠れ家的な穴場がポツポツあるのが気になってました。
「福田町」っていう一角みたいですね。
なかでも、ひと目見て「絶対行かなきゃ!」と思っていたお店が、今回レポートするダイニングバー「Curry Bar Tavern」(カレーバー・タバーン)さんです。
「Tavern」さんをオススメできる人・できない人
マスターお一人で営業されているようなので、「時間がかかってもいいよ〜」「シックな雰囲気を味わいたいんだ」という人にはぴったりです。
僕が「Tavern」さんの料理を食べて受けた印象は、『ザ・仕事人』。
とにかく丁寧な料理で、カレーとお酒が好きなら、絶対後悔しないと思いますよ。
オープン14年目、珍しいカレーバースタイルのお店
「Tavern」さんはカレーバーという珍しいスタイルで営業されて、今年でオープン14年目。
実は、東京や大阪のような都市でも、カレー専門店はあってもカレーバーって少ないんです。
(東京で13年暮らし、いろんなカレー屋に行ったけどバー形態は少なかった)
これからご紹介していきますが、丁寧な仕事でカレー好きならまず満足できる味だし、希少なスタイルで14年やっているってことはホンモノでしょう。
店内には2人席がいくつかと、カウンターがあります。
ちょっと大勢で入るには自分たちもマスターもキツいかな、と思います。
ただ場所柄、とても静かなエリアだからお一人様やカップルにはオススメ。
お通しは、マカダミアナッツといかり豆。
お酒に「ギネス」(700円)を注文しました。
後で気づいたんですが、「Tavern」さんの料理は割と軽やかな印象なので、コクのあるギネスがとっても合いました。偶然の幸運。
さて、気になるカレーは…?
へー。1種類だけなんだ。自信が垣間見えますね。
当日のメニューは「赤ワイン煮込みのビーフカレー」。
ハーフサイズは580円、レギュラーサイズは780円です。
こちらのレギュラーサイズと、セットメニューで「ハーフサラダとハーフタンドリーチキン付」(650円)をオーダーしました。
タンドリーチキンは、「スパイスたっぷりの特製ダレに漬け込みオーブンで焼いたスパイシーチキン」です。(単品は780円)
肉質やわらかなタンドリーチキンとフルーティーなビーフカレー
ササッとサラダを平らげたら、ハーフタンドリーチキンが登場しました。
添えられたレモンをキュッと絞れば、爽やかさの奥にスパイスの芳しい香りが漂います。
かぶりつくと…
肉質がしっかりしたチキンのはずなんだけど、筋が柔らかくなっているからサックリ噛み切れる!
ヨーグルトに漬け込んで、身を柔らかくしているのかな。(違ってたらすみません)
いずれにしても、丁寧に下処理されていることが分かります。
しかも、ぜんっぜん脂っこくないんです。
皮が極力取り除かれているから、ストレートに鶏肉のうま味だけを感じることができて。
ほんのり漂うチリペッパー系の香りに刺激され、ビールもどんどん進みます。
ギネス、合う合う。
さすが骨付鳥の県だからなのか、鶏肉はレベル高いですね笑
そして、お待ちかねの「赤ワイン煮込みのビーフカレー」です。
「うわっっ、フルーティー!」
ひと口ルーを食べて、驚きの言葉が本気で飛び出しそうでした笑
ベリー系の軽やかな風味が口いっぱいに広がったあと、甘みとうま味が追いかけてきます。
たぶん、玉ねぎを丁寧に焦がさず炒めているから、しつこい苦味やコクがないのでしょう。
溶けるほどホロホロのビーフとクミンライスの清涼感が合わさって、なんとも心地いい。
これまた面白いくらいに、ギネスのビター感がカレーとマッチしました。
(結局ギネスだけで2杯飲んだっす)
後ほどお店のFacebookページにカレーの説明があるのを発見したので、引用します。
玉ねぎを薄くスライスしたものと、すりおろしの2種類をじっくり炒めて
牛肉を一口サイズにして、スパイスと赤ワインに漬け込み、バターでサッと焼いて、赤ワインで煮込み
コンソメスープと合わせて、生クリームを入れて味を整えて出来上がり♫
これを読んだだけでも、時間をかけて作られていることが分かりますよね。
果実味・甘み・うま味・清涼感、そして強すぎはしないけど芯のある辛さ。
どれか1つが尖ることなく調和していて、とってもリッチな味わいでした。
「Curry Bar Tavern」の店舗情報
「Tavern」さんは朝6:00まで空いているようなので、遅めの食事や、2軒目3軒目のシメとしてカレーを味わってもいいですね。
マスター手作りのデザートもあるので、カップルのお二人はどうぞ。
商店街の外れ、落ち着いた福田町エリアにある隠れ家「Tavern」は、マスターの丁寧な仕事ぶりに惚れ惚れするお店でした。
ぜひあなたも、とっておきの秘密基地として利用してみてくださいね!
同じ琴電沿線、新しいお店がどんどん登場してきています!
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