【高松市松縄町】「元祖わかめうどん大島家」は無塩の麺で健康応援！ わかめと旬の素材を練りこんだハーフ＆ハーフうどん♪

こんにちは！ VWriterのあいうえ おいり（@aiue_oiri）です！

今回は、高松市松縄町にある「元祖わかめうどん大島家」をご紹介します。

大島家さんの名物は、わかめを練り込んだ「わかめうどん」！

数々の変わり麺を作られてきた大島家の店長 大島さん。

”白くない”うどんは、お客さんの健康と食の楽しみを考えて作られていました！

健康応援「わかめうどん」のはじまり

「昔から邪道路線って言われてます」と笑う、大島さん。

確かに、普通は麺の上にのっているわかめが練りこんであるのは、香川県でも珍しいです。

「わかめうどん」は、大島さんのお父さんが趣味で作られたのがはじまりです。

当時、糖尿病や高血圧で、塩分の摂取を控えるよう病院から言われた大島さんのお父さんは、それでもうどんを食べるためにご自身で無塩うどん作りに挑戦。

しかし、塩が入らないとグルテンができにくく、麺に弾力が生まれません。

いろんな素材を試してみた結果、なんとわかめのぬめりで麺を形成することに成功しました。

最初は自分の健康のためでしたが、それが周りの人にも好評だったのでお店を開くことに。

お父さんを支えるため、県外にいた大島さんも香川にUターンしました。

大島さん「無塩ではなかなかやりにくいですよね。出汁も全部変えないといけないから。うちの出汁は香川県のいりこが効いたのとは全然違っていて、どっちかっていうとそばに近いです。原料もみりんは使わないで、九州熊本の料理酒を使って、甘みを出しています」

出汁を完成させたのは、大島さんのお母さん。ご両親とも料理人だったそうで、「できあがりまでは早かったと思う」と大島さんは振り返ります。

春は「サクラ」！過去に登場した麺をご紹介します

もう一つ、大島家さんの特徴は旬の素材を練り込んだ麺です。

わかめうどんと旬の麺は常にハーフ&ハーフで提供され、例え注文したのが肉うどんでもカレーうどんでも、麺は全て同じになります。

大島家さんでは、行事やイベント時を除くと、大体2日ほどで旬の麺がかわるとのこと。

これまでに何百種類の麺が作られてきました。

春は毎年サクラが登場します。

そのほか、これまでに大島家さんが作った麺を、ほんの一部ですがご紹介します！

わかめに合わせた無塩出汁には大体のものが合うそうです。

大切なのは食感で、大島家さんのうどんはあえて固めに作られています。

健康のためにも、うどんはすすって飲み込まず、しっかり噛んでほしいと話す大島さん。

大島さん「季節にできるものは、体が欲するものがちょうど入ってます。それに、規格外品とかで値段がつかなくて、廃棄するところが農家さんであるんですよ。せっかく作ったのにもったいない。僕のところは麺に練り込むので、形がどうでも関係ないから。栄養素をギュッと詰めるために大量に入れ込みます。みかんとかになると、ほぼ水も使わないですね。みかんの水分だけでやってしまいます」

過去には、香川大学の農学部とのコラボで、「香大農R-1」（ブドウ品種）からジュースを作った際に残った皮と種を再利用してうどんを打ったことも。綺麗な紫色のうどんができて、学生さんたちにも喜ばれたそうです。

フードプロセッサーやすりこ木を使って、素材に合わせた調理をしていくのは手間がかかりますが、お客さんの健康に配慮しつつ、食品ロスを減らせる取り組みです。

お客さんも、驚きと同時に季節を楽しむことができます。

その技術を頼りに、県外から製麵の依頼もあるとのことで、リクエストに応じて素材を混ぜ込んだパスタやラーメンも作られるそうです。

うどんセットを全国へお届けします

大島家さんでは、わかめうどんセットの全国発送もされています。

うどんの種類は、冷凍うどん、純生うどん、半生うどん。

季節の麺の混合セットは冷凍うどんのみの取り扱いとなります。

季節の麺はその時によって、3〜4種類あるそうなので、直接お電話にてお問い合わせくださいとのこと。

塩分を控えなければいけないけれど、美味しいうどんを食べたい方。

他とは少し違った讃岐うどんを食べてみたい方。

ぜひ、大島家さんの塩を使わない麺「わかめうどん」食べてみてくださいね！