【香川の日本酒ならコレ!】西野金陵でおすすめの3銘柄を飲み比べしてみた

情報は2022年3月時点のものです
この記事は5分で読めます

ご当地のお酒といえば、やっぱり日本酒!旅行なんかに行けば、その場所ならではの日本酒で晩酌を楽しむ人も多いのではないでしょうか?もしかしてこの記事を見ているあなたもその一人だったりして…?

ちなみに、「うどん県」こと香川県にも日本酒の醸造所はたくさんあります。

例を挙げると、

香川県の醸造所
  • 小豆島酒造
  • 西野金陵
  • 綾菊酒造
  • 勇心酒造
  • 丸尾本店
  • 川鶴酒造

などなど。

これらはどこも美味しい日本酒を作ることで有名な醸造所ばかりなんです。

今回はそんな醸造所の中でも、香川では特に有名である「西野金陵」で作っている3つの銘柄の日本酒を、その特徴と一緒にご紹介していきます。まだ、西野金陵のお酒を飲んだことがないという方におすすめの内容なので、ぜひ最後までご覧下さい!

この記事を読めばわかること
  • 西野金陵の概要
  • 3銘柄の紹介
  • ランク付け結果
目次

西野金陵とは?

日本酒の銘柄の名前でもある「金陵」それは香川県民なら誰もが聞き覚えがある言葉だと思います。「お酒で話しましょ」というCMは見たことがある人も多いはず。

西野金陵の概要

そんな日本酒のイメージが強い金陵ですが、一体どんな蔵元なのか、あなたはご存知でしょうか?西野金陵がどんな蔵元か事前に知っておくことでこれから飲むお酒もおっと美味しくなるはずなので、ここで簡単に紹介しますね。

西野金陵とは、多度津郡琴平町に本店を置く由緒ある酒造メーカーで、その歴史は1680年まで遡ります。

1789年に創業してからの230年余りで培った技術を用いて現在では、さまざまな酒造りに励んでおり、その清酒金陵は江戸時代から“讃岐のこんぴら酒”と呼ばれ県内外の多くの方々に愛されてきました。

西野金陵では、「酒造りは造る人の心のあり方、酒造りは人の和、蔵浄ければ自ずと酒清し」を座右の銘として、原料を厳選し、最高の酒造りを目指しています。

金陵の郷

金陵の郷
出典:「https://www.nishino-kinryo.co.jp/museum/」より

また、琴平の本店には酒造りに関する資料館「金陵の郷」があることも有名です。「金陵の郷」には、お酒を通じての語らい処として、日本民族の文化、清酒との新たな出会いの場となってほしいという思いがあるそうです。

休館日はなく、営業時間は平日は午前9時~午後4時30分、土日祝は午前9時~午後5時30分となっており、閲覧料はなんと無料です!

お近くに寄った際はぜひ、日本酒の勉強も兼ねて入ってみてはいかがでしょう?

今回飲み比べするのはこちら!

さて、今回の本題に入りましょう。

今回ご紹介する金陵の銘柄は以下の3種類となります。

金陵厳選3種
  • 金陵 真紅 本醸造
  • 金陵 月白 吟醸
  • 金陵 千歳緑 特別純米

こちらの日本酒たち、それぞれの味わいが全く異なっていて飲み比べが非常に楽しいのが特徴。

原料米にはオオセトが使用されている

他の特徴としては、原料米として「オオセト」が使われている点です。このオオセトというお米は、香川県を中心に、徳島県などで栽培されている酒米専用品種で、一般的に飯米には用いられません。

しかし、米の性質を熟知した上で日本酒の原料米として使いこなせば、すっきりとしたシャープな味わいや、まろやかな芳香を持つお酒が出来上がります。

清酒「金陵」に用いている原料米の大半が、この「オオセト」。「地元の味」「金陵の味」として、代表的な顔を持つ看板のお米ということですね。

名前の由来には…

ちなみに今回紹介する、真紅、月白、千歳緑というのはどれも日本の伝統色です。

金陵では、「日本の伝統色には、独自の文化や四季折々の自然の美しさが溢れており、脈々と受け継がれてきた伝統を次代へ繋げていきたい」という想いを込めて伝統色でラベルを作ったのだとか。

①金陵 真紅(しんく) 本醸造

金陵 真紅 本醸造
金陵 真紅 本醸造 ポスター

まず最初にご紹介するのは『金陵 真紅 本醸造』です。

こちらのお酒は、熟成した酸味にほどよい苦味が一体となりキレを感じさせる一品となっており、飲みあきしないコクとキレ、冷やで良し、燗して旨しお酒です。

ちなみに、この『 金陵 真紅 本醸造』は、「全国燗酒コンテスト2020」の金賞を受賞するなどの実力もあるのです。

本醸造とは?

名前にもあるように本醸造と明記されています。本醸造とは日本酒の種類の一種で、簡単に説明すると、純米酒に近い香りと風味を持ち、純米よりも淡麗でまろやかな日本酒のことを指します。

味について

実際飲んでみるとこの「真紅」、雑味の少ない非常にすっきりとした味わいが印象的です。まさにTHE日本酒といった感じで、どんな料理にも合うだろうと思わせてくれます。

食事のお供にピッタリなこのお酒を飲むのなら、特にホクホクのご飯と一緒に飲む時には冷酒で、冷たいものと一緒の時には熱燗にしてみてはいかがでしょうか?

サカモト 

万人受けする日本酒だね!

②金陵 月白(げっぱく) 吟醸

続いてご紹介するのは、『金陵 月白 吟醸』です。

こちらのお酒は、落ち着いた果実香、マイルドな甘味、穏やかな旨味・酸味がほどよく調和し爽やかな味わいや余韻も心地良いことが特徴です。

実はこの『金陵 月白 吟醸』は「ワイングラスでおいしい日本酒アワード2021」「メイン部門」の金賞を受賞しています。やはりおすすめの飲み方としては、ワイングラスに入れて味とともに香りも楽しむ飲み方でしょう。本酒をワイングラスで楽しむなんて斬新ですよね。

吟醸とは?

フレッシュで華やかな香りと繊細な味わいを特徴とする日本酒で、その多くは、すっきりした淡麗な味わいで、のどごしは滑らかですが、中には濃醇で奥深い味わいを持つ味吟醸と呼ぶタイプもあります。

味について

一口、口に含むと鼻から抜ける香り高い爽やかさが特徴的な一品です。舌の上で確かなフルーティーな味わいが感じられ、その華やかさに舌鼓を打つこと間違いなしでしょう。

キリッとした日本酒らしさもありながら、とても飲みやすいため、迷ったらコレを選ぶと間違いないです。

サカモト 

日本酒初心者にも飲みやすいと思う。

③金陵 千歳緑(ちとせみどり) 特別純米

千歳緑

最後にご紹介するのは『金陵 千歳緑 特別純米』です。

こちらのお酒は、穏やかでふくよかな香り、コクのある中にも旨みのある心地良い酸味がスッキリとした喉越しを感じる、オオセトの旨みを醸し出した逸品です。深い緑色がお酒のコクと奥深い味わいを表現しています。

こちらも、全国燗酒コンテスト2021 最高金賞を受賞したり、IWC2020 シルバーメダルを受賞したりと実力派であることが窺えますね。

純米酒とは?

純米酒とは、米、米こうじ、水を原料にして製造した日本酒です。醸造アルコールを使用しないため、旨味やコク、ふくよかさなどの特徴の強く出た、濃醇タイプのお酒が多く見られます。

さらに、その中でも精米歩合が60%以下のものを特別純米と呼びます。このお酒も特別純米ですね。

味について

見た目から“とろみ”のようなものを感じられ、濃厚かつまろやかな優しい舌触りが良い一品です。コク深く、ずっと口に含んで味を確かめたくなる旨みのようなものを感じることができるので好きな人は多いはず。

まさに深い緑色が表す味わいが感じられますね。

サカモト 

サカモト的には一番好きかも。

勝手に独自ランク付けをしてみた!

サカモト

今回は誠に僭越ながら、勝手にそれぞれの特徴を踏まえて各ランキングを発表させてもらいます。私的な主観が入っているのでご容赦ください。

コク旨つ!

1位:千歳緑

千歳緑

2位:真紅

3位:月白

「コク旨っ!」と感じるのは圧倒的に千歳緑ですね。真紅と月白はコク深いというよりはスッキリした爽やかな美味しさを感じることができますね。

価格の安さ

1位:真紅(385円〜1,799円)

2位:千歳緑(440円2,420円

千歳緑

3位:月白(528円2,750円

小売店によっても若干の値段の差異はあると思いますが、西野金陵のオンラインストアでは、以下のような価格設定となっています。

真紅千歳緑月白
300ml385円440円528円
720ml902円1,210円1,375円
1800ml1,799円2,420円2,750円
西野金陵オンラインストア参照

初心者におすすめなのは?

1位:月白

2位:真紅

3位:千歳緑

千歳緑

やはり1位はいい意味で日本酒らしさを感じさせないであろう月白を選ばさせてもらいました。ワインのように飲むことができるというのは大きく日本酒へのハードルを下げてくれるでしょう。

総合的なおすすめ度なら…

1位:千歳緑

千歳緑

2位:月白

3位:真紅

完全に主観なのですが、味わいの奥深さ、コク、旨みをより感じられる千歳緑がやっぱり一番美味しく感じましたね。特に何かおつまみを食べながらとかじゃなくて、純粋にお酒だけを楽しみたい、そんな時に飲みたいと感じさせてくれるお酒です。

続いて、華やかな月白、キリリとしたキレの良い真紅がランクインとなっています。

まとめ:西野金陵でおすすめの3銘柄を飲み比べしてみた

今回は実際に3銘柄を飲み比べして金陵の魅力について紹介してきました。それでは最後にこの記事をまとめていきますね。

この記事のまとめ
  • 西野金陵とは琴平に本店を置く歴史ある香川の酒造メーカー
  • そんな西野金陵が発売している3つの日本酒について紹介
    ・「金陵 真紅 本醸造」はスッキリしたキレの良さを感じる味わいが特徴
    ・「金陵 月白 吟醸」はフルーティーで華やかな味わいが特徴
    ・「金陵 千歳緑 特別純米」は濃厚でまろやかな舌触りが特徴
  • 総合的に見て一番おすすめしたいのは「金陵 千歳緑 特別純米」

今回、ランク付けをしてみたものの、味や美味しさというのはやはり本人の感性によるところが大きいはず… ですので、1番のおすすめは今回のようにあなたも“飲み比べ”をしてみるということでしょう。

もしかするとこれがきっかけで人生のお供を見つけることができるかもしれません。

もしよかったら、今回ご紹介した3種類のお酒以外にも発売されている西野金陵の銘柄もぜひ味わってみてくださいね。

店舗情報

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